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【2026年最新】家の売却でやってはいけないことは?失敗を避けるポイントを解説

家の売却を考え始めたものの、損失やトラブルが怖くて一歩を踏み出せずに悩んでいませんか。初めての不動産売却では、相場を知らないまま進めたり、一社に任せきりにしたりすることで、思わぬ失敗を招くリスクが潜んでいます。

この記事では資金計画の立て方から、信頼できる不動産会社の選び方、内覧対応に税金対策まで、売却を成功させるためのポイントを解説します。

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【計画編】家の売却前の資金計画でやってはいけないこと

家の売却を成功させるためには、事前の資金計画が重要です。売却代金がいくらになるかだけでなく、手元に残るお金や新居の購入資金、引っ越し費用など全体のお金の流れを把握しておきましょう。

ここを曖昧にしたまま見切り発車してしまうと、後から「お金が足りなくて家が売れない」「新居と旧居のローンを二重に払うことになった」といった深刻なトラブルに発展する恐れがあります。まずは、売却の土台となる計画段階で避けるべき行動を見ていきましょう。

住宅ローンの「残債」を確認せずに売却を進める

家の売却において、住宅ローンがいくら残っているかを正確に把握しないまま、計画を進めるのは危険です。今後金利が上がった場合などに、家が想定よりも安くしか売れず、売却代金でローンを返しきれない状態(オーバーローン)になる可能性があるからです。

売却可能かチェック

  • 売却予想額 > ローン残高 + 諸費用(約4%) ⇒ OK(ローンを完済できる)
  • 売却予想額 < ローン残高 + 諸費用 ⇒ NG(ローンを完済できない)

NG(オーバーローン)の場合、足りない分を貯金などの自己資金で用意できるか、確認が必要です。資金計画の破綻を防ぐためにも、まずは正確な数字を把握することから始めてください。

必ず金融機関から「ローン残高証明書」を取り寄せて、正確な金額を確認しましょう。

「売り先行」か「買い先行」かの手順を決めずに動き出す

住み替えを検討している場合、旧居の売却と新居の購入のどちらを優先するかを決めずに動き出すと、計画が立ち行かなくなります。資金の余裕や、仮住まいができるかどうかを考えて、最初に「売るのが先か買うのが先か」を決めることが不可欠です。

順番を決めずに進めた場合のリスク

  • 買い先行:新居と旧居のローンが重なる「二重ローン」の負担が発生する
  • 売り先行:新居が見つからず、仮住まいのための引っ越し費用や家賃が発生する

首都圏など物件価格が高いエリアでは、先に新居を買ってしまうと、今の家が売れるまで毎月の支払いが2倍になり、家計への影響が大きくなるリスクがあるため慎重な計画が必要です。

【業者選び編】家の売却前のパートナー選びでやってはいけないこと

資金計画が整ったら、次は一緒に売却活動を進める不動産会社を探します。面倒だからと安易に1社だけで決めてしまったり、目先の査定額だけにとらわれたりすると、家が長期間売れ残るなど、後々大きな損をしてしまう恐れがあります。

ここでは、ご自身の物件を任せるにふさわしい、信頼できる優良な業者を見極めるために避けるべきNG行動を解説します。

手間を惜しんで「1社だけ」に査定を依頼する

不動産会社を選ぶ際、面倒だからといって1社だけに査定を依頼し、そのまま契約してしまうのはおすすめできません。

1社だけでは、査定額が市場価格として「適正」なのか、契約を取るためにわざと高くした「高預かり(契約を取るための高い査定)」なのかを判断できないためです。

トラフィー

比較対象がない状態で契約するのは避けましょう。最低3社(大手・地元・中堅などタイプ別)に依頼し「査定額の根拠」や「販売戦略」などを比較して選ぶことをおすすめします

それぞれの違いを冷静に比較して、信頼できるパートナーを選ぶことが、家の売却を成功させることにつながります。

根拠のない「高い査定額」につられて業者を選ぶ

複数の会社に査定を依頼した際、一番高い査定額を出してくれた会社を無条件で選ぶのは大変危険です。「一番高い査定額=一番良い会社」とは限らないため、慎重に見極める必要があります。

高すぎる売出価格は、売れ残りの原因になります。相場とかけ離れた高い価格で売り出すと、最も買い手がつきやすい「売り出し直後」の期間を逃してしまい、結果的に相場より安く売ることになるリスクが高いためです。

トラフィー

「なぜこの価格なのか?」と担当者に質問し、近隣の実際に売れた事例(成約事例)に基づいた論理的な説明ができなければ、その会社は避けたほうが無難です

担当者が信頼できるパートナーとなるかを、ご自身の目で厳しくチェックしてください。

【物件対策】家の売却前の物件準備でやってはいけないこと

不動産会社が決まったら、物件を売り出すための準備に入ります。物件の価値を高めるつもりが、かえって無駄な出費を招いたり、買い手から敬遠されたりするケースも少なくありません。物件の魅力を下げるような誤った行動を避け、最小限の負担でスムーズに売却を進めるため、注意すべきポイントを解説します。

高く売るためにと「自己判断でリフォーム」をする

少しでも高く売りたいという思いから、売却前に自己判断で大規模なリフォームを行うのは原則としておすすめしません。かけた費用を回収できないケースが多いためです。

リフォーム費用を売却価格に全額上乗せできる保証はなく、買主の「自由にリフォームしたい」という希望を奪い、逆に敬遠されるリスクがあります。

トラフィー

少しでも高く売りたいなら、リフォームではなく「インスペクション(建物状況調査)」にお金をかけ「建物の安心感」をアピールする方がおすすめです

建物の状態を専門家に調査してもらい、安心感をアピールするほうが効果的な売却活動につながります。

古い家だからと「解体して更地」にしてしまう

建物が古くてボロボロだからといって、売却前に焦って解体して更地にするのはおすすめできません。家を取り壊すことで税金の優遇措置が外れ、土地にかかる税金が大幅に跳ね上がってしまうからです。

トラフィー

税金の大幅な負担増を防ぐためには、まずは「古家付き土地(更地渡し相談可)」として売り出し、買主が決まってから解体する特約を結ぶ手順を踏むのが比較的安全です

1月1日時点で建物が存在しないと「住宅用地の特例」が適用されなくなります。その結果、土地の固定資産税が最大6倍、都市計画税が最大3倍にまで膨れ上がり、結果的に手元に残る資産を減らしてしまいます。

土地の「境界確定」や「測量」をあいまいにしたまま売り出す

一戸建てや土地を売却する際、隣地との境界があいまいなまま放置して売り出すのは避けましょう。境界を示す杭などがない場合は、すぐに土地家屋調査士へ相談してください。隣地との境界が決まっていない土地は面積が確定しないため、原則として買主への引き渡しができず、金融機関の融資も下りないためです。

トラフィー

売却活動と並行して「確定測量」を進める(隣地立ち合い等で期間3〜4ヶ月を見込んでおく)ことをおすすめします

売却活動と並行して、早めに準備を進めるようにしてください。

【売却活動中】家の売却の内覧や価格対応でやってはいけないこと

物件を売りに出した後は、いよいよ購入希望者とのやり取りが始まります。売却活動中は売主の行動や判断一つで、成約までの期間や最終的な売却価格が大きく変わる重要な局面です。

売り出し直後の価格設定を誤ったり、内覧時の第一印象が悪かったりすると、どれほど良い物件でも売れ残るリスクが高まってしまいます。ここでは、せっかくの購入希望者を逃さないための内覧時の対応や、価格調整・交渉における注意点を解説します。

相場とかけ離れた「高すぎる価格」で売り出しをスタートする

「まずは高く出して様子を見よう」と安易に考えるのは危険です。周りの家より値段が高すぎると誰にも見てもらえず、一番売れやすい「売り出し直後」のチャンスを無駄にしてしまいます。

最初の3ヶ月(新着期間)に相場とかけ離れた価格で放置されると、検索されなくなり「売れ残り」というイメージが付いてしまうためです。

価格見直しのルール(参考)

  • 2週間問い合わせなし ⇒ 写真・広告文の変更
  • 1ヶ月内覧なし ⇒ 価格の見直し(値下げ)を検討

上記のような具体的な行動指針を持っておくことが、売却を長引かせないためのポイントです。

部屋が汚い・臭い・暗い状態で「内覧者」を迎える

内覧は購入の意思決定における重要な場面であるため、第一印象を良くする準備が必要です。買主は「この家で快適に暮らせるか」を内覧で判断することが多いため、部屋の暗さや臭いは購入を見送る原因になりやすい傾向にあります。

内覧前の準備リスト

  • 全照明を点灯(昼間でも)
  • 窓を開けて換気(ペット・タバコ臭除去)
  • 玄関の靴を全て収納
  • 水回りの水滴を拭き取る

上記のような、第一印象を良くするための努力を惜しまないようにしましょう。

購入希望者からの「価格交渉」を一切の余地なく断る

購入希望者から値引きの打診があった際、感情的になって「一切応じない」と断ってしまうのは得策ではありません。一時的な感情ではなく、最終的に手元に残るお金(トータルの損得)で冷静に判断する必要があります。

数十万円の値引きを断ったせいで売却が数ヶ月遅れると、その間の管理費・税金・住宅ローンの利息などの出費がかさみ、値引きに応じるよりも損をしてしまう可能性があるためです。あらかじめご自身の落とし所を決めておくと、冷静に交渉へ臨むことができます。

【契約・手続き】家の売却が決まった後にやってはいけないこと

無事に買主が決まり、契約の手続きに進む段階でも油断は禁物です。契約書の内容をよく確認しなかったり、物件の不具合を伝えそびれたりすると、売却後に多額の損害賠償を請求されるような大きなトラブルに発展する恐れがあります。ここでは、後々のトラブルを防ぐための重要な注意点を解説します。

雨漏りなどの不具合を隠して売る(契約不適合責任のリスク)

物件の欠陥を隠して売ることは、のちのち大きなトラブルに発展するため絶対にやってはいけません。「正直」が一番のリスク回避であり、知っている不具合は全て書面に残すことが重要です。隠して売ると、引渡し後に「契約不適合責任」を問われ、修理代の請求や損害賠償、最悪は契約解除になります。

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「物件状況等報告書」と「付帯設備表」に、些細な不具合(ドアの建て付け、過去の雨漏り歴など)も正直に記載し、買主の了承を得て責任を免除してもらいましょう

契約書・重要事項説明書の中身を「確認せず」に署名する

売買契約の当日になって、初めて契約書や重要事項説明書を目にし、内容をよく理解しないまま署名や捺印をするのは危険です。「ローン特約(買主のローンが通らなかったら白紙解約)」の期限や「手付解除」の条件など、不利な条項を見落とさないことが重要です。

契約書の確認ポイント

  • 売買代金・手付金額は正しいか
  • 引渡し日(決済日)は実現可能か
  • 契約不適合責任の免責期間・範囲は適切か
  • 特約条項(ローン特約、買い替え特約)の内容

自分にとって不利な条件が記載されていないか、冷静にチェックしてください。事前に不動産会社から下書き(ドラフト)を取り寄せて内容を確認しておくことをおすすめします。

利益が出ていない人は「確定申告」が不要だと勘違いする

申告は「義務」かつ「権利」であるため、忘れるとペナルティを受けたり損をしたりするリスクがあります。家を売って赤字(譲渡損失)になった場合でも、条件を満たせば「損益通算」や「繰越控除」を利用して、給与所得などにかかる税金を減らせる(戻ってくる)可能性があるからです。

また、利益が出た場合の3000万円特別控除は「申告」しないと適用されません。一方で、3000万円特別控除を使うと、売却した年やその前後に入居する新居での「住宅ローン控除」が使えなくなる(併用不可)点に最大の注意が必要です。

控除選択のシミュレーション

  • 売却益の税額 > 新居のローン控除総額 ⇒ 3000万円控除を選択
  • 売却益の税額 < 新居のローン控除総額 ⇒ 住宅ローン控除を選択

実際に自分で計算するのは難しいため、税理士などの専門家に相談するのがおすすめです。

こんな場合はどうする?家を売却する時のケース別の注意点

家を売る事情は人によって様々です。特定の状況におかれた方が注意すべきポイントについて以下の表でまとめました。

ケース やってはいけないこと(NG行動) 対策・ポイント
家の売り時がわからない 「相場が上がるまで」と根拠なく待ち続ける ・築年数による「価値下落」と「維持費」のバランスを計算して判断する
・マンションは大規模修繕や積立金改定のタイミングも確認する
相続した家の売却 名義変更(相続登記)をせずに売却活動を始める ・故人の名義では契約できないため、まずは司法書士に依頼して登記を完了させる
・相続から3年10ヶ月以内の売却で税金が安くなる「取得費加算の特例」の活用を検討する
離婚による売却 オーバーローン状態で連帯保証人のまま離婚する ・完済しないと保証人は解除されないため、離婚後のトラブルリスクが高まる
・財産分与の期限(離婚から2年)を意識し、公正証書などで取り決めを残してから売却を進める
空き家の売却 ・「特定空家」指定まで放置する
・家財道具を残したままにする
・特定空家等に指定されると固定資産税の軽減がなくなり、税額が最大6倍になる
・残置物は値下げ材料にされるため、売却前に処分して空にするのが鉄則

状況に合わせた適切な対応を取ることで、トラブルを未然に防げるでしょう。上記のようなケースは、法律や税制が複雑に絡み合うことが多く、自己判断で進めると大きな失敗につながるリスクがあります。

そのため一人で抱え込まず、ご自身の事情に似た物件の売却実績が豊富な不動産会社や、税理士や司法書士などの専門家へ早い段階で相談することをおすすめします。

家の売却でやってはいけないことをしてしまったら?

もしも売却活動の途中で、避けるべき行動をとってしまったと気づいた場合でも、落ち着いて対処することが大切です。焦って独断で動くのではなく、以下のような状況に応じたリカバリー策を講じましょう。

カテゴリ 具体的な状況 今すぐやるべき対処法
資金・計画 住宅ローンが残債より多かった(オーバーローン) ・手持ち資金で補填できるか計算する
・補填できない場合、金融機関に相談して「任意売却」を検討するか、売却自体を中止する
業者選び 1社だけに任せてしまい、囲い込みが懸念される ・他社に「客のフリ」をして問い合わせてもらい、紹介されるか確認する
・信頼できない場合、契約期間(通常3ヶ月)の満了を待って他社へ切り替える(セカンドオピニオンをとる)
物件準備 リフォームや解体をしてしまった ・リフォーム後:費用上乗せにこだわらず、相場に合わせて「即入居可」を強みに早く売る
・解体後:すぐに税理士へ相談し、特例が適用できる期限内に売却を完了させるようスケジュールを組む
売却活動 高値で売り出して売れ残っている ・1ヶ月以上反応がないなら、こだわりを捨てて「相場適正価格」まで一気に値下げする
・写真をプロ撮影のものに差し替えるなど、見せ方を刷新する
契約・手続き 不具合(雨漏り等)を伝え忘れて契約した ・引渡し前:すぐに担当者に報告し、契約書または告知書を修正する。
・引渡し後:隠していた事実が発覚する前に、誠意を持って買主に伝え、修繕費用の負担などを申し出る(裁判沙汰を防ぐ)

気づいた時点で、いかに早く軌道修正できるかが重要です。焦らず適切な対処法をとることで、最終的な手取り額の減少を防ぎ、売却活動を立て直すことができます。

まとめ

家の売却を成功させるためには、事前の資金計画から引き渡し後の確定申告まで、各段階で慎重な判断が求められます。相場を知らないままの価格設定や、1社だけに査定を任せてしまう行為は、手元に残るお金を減らしてしまうリスクとなります。

納得のいく高値での売却を実現するために重要なことは、自身の希望に寄り添ってくれる不動産会社を見つけることです。複数の優良企業を手間なく比較できる無料の不動産一括査定サービスをぜひ活用し、売却成功への第一歩を踏み出しましょう。

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