【物価高×金利上昇で住宅ローン返済中の持ち家世帯、9割近くが家計不安と回答】マンションは“高値期待”、戸建ては“下落懸念”が半数超えと売却意識に差も。

GMO TECH株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:鈴木 亮一)は、住宅ローン返済中の持ち家居住者を対象に「物価高・金利上昇下における家計意識と住まいの見直し」に関する調査を行いました。

近年の物価上昇や金利の動向を背景に、家計への影響を意識する人が増えていると考えられます。

特に、食費や光熱費といった日常的な支出に加え、住宅ローンや税金などの住居関連コストについても、負担を感じる場面も出てきているのではないでしょうか。

こうした環境の変化は、節約や固定費の見直しといった行動にとどまらず、「住まいのあり方」を見直すきっかけになっているケースもあると考えられます。

一方で、持ち家の価値や売却価格に関する情報が十分に把握されていないことが、具体的な検討や行動のハードルとなっている可能性も否定できません。

そこで今回、GMO TECH株式会社(https://gmotech.jp/)は、住宅ローン返済中の持ち家居住者を対象に「物価高・金利上昇下における家計意識と住まいの見直し」に関する調査を行いました。

調査概要

調査期間
2026年6月4日(木)~2026年6月5日(金)
調査方法
PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数
1,014人
調査対象
調査回答時に自身または配偶者が購入した持ち家(マンション・戸建て)に居住し、住宅ローンを返済中と回答したモニター
調査元
GMO TECH株式会社(https://gmotech.jp/
モニター提供元
サクリサ
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9割近くが家計の負担増を実感、食費・光熱費・住宅ローンが上位に

調査結果グラフ

はじめに、「物価高や金利の上昇が続くなか、家庭の家計に不安を感じるか」と尋ねたところ、住宅ローン返済中の持ち家居住者の9割近くが『非常に感じる(46.2%)』『やや感じる(40.6%)』と回答しました。

多くの方が家計に不安を感じており、日常的な支出にも影響を及ぼしていることがうかがえます。

家計への不安が高まる中で、具体的にどのような支出が負担となっているのでしょうか。

「物価高や金利上昇が続くなか、以前と比べて負担が重くなったと感じる支出」について尋ねたところ、『食費(59.4%)』が最も多く、『光熱費(45.0%)』『住宅ローンの返済(44.6%)』と続きました。

日々の生活に欠かせない食費や光熱費が上位に挙がっており、物価高により基本的な生活費の支出が増えている状況が示されました。さらに、住宅ローンの返済も上位に挙がっていることから、変動費だけでなく固定費も含めて家計全体の負担感が高まっている様子がうかがえます。

こうした中、住宅ローンに大きく影響する金利上昇については、どのように受け止められているのでしょうか。

調査結果グラフ

「金利の上昇に関して、当てはまるもの」について尋ねたところ、『これから毎月の返済額が増えないか不安(31.2%)』が最も多く、『すでに毎月の返済額が上がった(変動金利の見直しで)(27.8%)』『総返済額が増えることに不安(21.3%)』と続きました。

「毎月の返済額」や「総返済額」が増加しないかという不安を抱えている方だけでなく、すでに変動金利の見直しにより毎月の返済額が増えた方もいることが明らかになりました。

特に変動金利で住宅ローンを返済している層では、「すでに毎月の返済額が上がった」と回答した割合が固定金利層を大きく上回っており、金利上昇の影響をより直接的に受けている様子がうかがえます。

住宅ローン返済中の持ち家居住者にとって、金利の上昇は日々の生活や将来の資金計画に直結する問題であることがわかります。

補足

  • すでに毎月の返済額が上がった:変動金利37.0%、固定金利9.4%
  • 金利上昇で何らかの影響・不安あり:変動金利85.3%、固定金利62.2%

このような負担と不安を抱える中で、家庭ではどのような対策を講じているのでしょうか。

「物価高や金利上昇をきっかけに、家計のために見直したことや始めたこと」について尋ねたところ、『食料品・日用品は、セール品や安いものを選ぶようにした(30.9%)』が最も多く、『外食・旅行・レジャー・趣味などの支出を減らした(23.8%)』『光熱費の節約を始めた(21.5%)』『住まいの維持費(固定資産税・修繕費など)を見直した(15.3%)』と続きました。

「食料品・日用品はセール品を購入」や「娯楽費の削減」といった、比較的取り組みやすい支出の見直しに着手している方が多いことがうかがえます。

「住まいの維持費」を見直した方も一定数おり、中長期的なコストに関する見直しも進んでいるようです。

マンション所有者は売却・住み替えに前向き。マンション所有者と戸建て所有者の間に大きな差

調査結果グラフ

続いて、「住宅ローン・管理費・修繕積立金・固定資産税など、持ち家にかかる総支出は、他の生活費をどの程度圧迫しているか」と尋ねたところ、約7割が『非常に圧迫している(他の支出を大幅に削っている)(24.8%)』『やや圧迫している(多少の節約を余儀なくされている)(47.3%)』と回答しました。

持ち家にかかる支出が家計を圧迫しており、多くの家庭で他の生活費にも影響が及んでいることがわかりました。

また、持ち家にかかる総支出による圧迫感が強い層ほど、売却・住み替えを検討する割合が高い傾向も見られました。単なる将来不安だけでなく、住宅ローンや管理費、修繕費、固定資産税などの実際の負担感が、住まいの見直しを考えるきっかけになっている可能性があります。

また、「持ち家の今後について、現在の気持ちに最も近いもの」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

調査結果グラフ

「当面は今のまま住み続ける」と回答した割合は、戸建て所有者で4割以上、マンション所有者で約3割と、戸建てのほうが減少維持志向を強く持つ傾向が見られました。

また、「数年以内に売却・住み替えを検討したい」とする割合はマンションで12%、戸建てでは6%にとどまり、住み替え意向はマンションの方が高い傾向が見られました。

なお、「すでに売却・住み替えに向けて動き出した」とする割合は戸建てではごくわずかであり、具体的な行動に移しているケースは限定的であることがうかがえます。

こうした結果から、住み替え意向は一定の広がりが見られるものの、実際の行動には至っていない層が多いことが分かりました。では、そうした住み替えを検討するようになった背景には、どのような理由があるのでしょうか。

調査結果グラフ

前問で『すでに売却・住み替えに向けて動き出した)』『数年以内に売却・住み替えを検討したい』『いずれは売却・住み替えを考えたい』と回答した方にうかがいました。

「売却や住み替えを検討するようになった理由」について尋ねたところ、『収入減少や将来の収入不安から(31.3%)』が最も多く、『住宅ローンの返済負担が重くなったため(26.2%)』『物価上昇で生活費が圧迫されているため(24.7%)』と続きました。

売却・住み替えの理由としては、含み益や売り時といった前向きな判断よりも、収入不安や住宅ローン返済負担、生活費の圧迫といった経済的な理由が上位を占める結果となりました。

このことから、住まいの見直しはライフステージの変化に伴うものだけでなく、「家計防衛のための選択肢」として検討されている実態がうかがえます。

では、こうした背景のもとで、現在の持ち家の価値についてはどのように認識されているのでしょうか。

戸建て所有者の約7割が持ち家の売却相場を「把握せず」、マンション所有者との間に見える価値認識の差が明らかに!

「今の相場で、持ち家は購入時と比べてどれくらいで売れると思うか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

調査結果グラフ

マンション所有者は「購入時より高く売れると思う」と回答した割合が4割以上にのぼる一方、戸建て所有者では約2割にとどまり、売却価格に対する見通しには大きな差が見られました。マンション所有者のほうが、資産価値の維持・上昇への期待は高い傾向がうかがえます。

一方で、全体としてみると「購入時より高く売れる」との見方は多数派とはいえず、「同程度」や「下がる」と捉える回答も一定数を占めており、持ち家の資産価値に対して慎重な認識が広がっていることがうかがえます。

では、実際の相場についてはどの程度正確に把握しているのでしょうか。

「持ち家の現在の売却相場を、実際に調べたり把握したりしているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

調査結果グラフ

マンション所有者では「具体的・ある程度把握している」と回答した割合が5割を超えた一方、戸建てでは3割未満にとどまり、相場把握の状況に大きな差が見られました。特に戸建て所有者では「まったく把握していない」が約5割に達しており、相場認識が十分に進んでいない実態が明らかとなっています。

また、売却価格に対して前向きな見立てを持つ層においても、必ずしも相場確認が伴っているとは言えません。「高く売れる」と考えている人の39.8%と、「購入時と同程度以上で売れる」と考えている人の45.6%が、相場を確認していないと回答しており、価格上昇への期待と具体的な確認行動の間にギャップがあることがうかがえます。

こうした背景には、マンションの方が市場での取引事例が多く価格の目安を把握しやすい一方、戸建ては個別性が高く相場が分かりにくい点が影響していると考えられます。その結果として、戸建て所有者は資産価値の把握や売却判断において、より慎重な姿勢になりやすい傾向がうかがえます。

調査結果グラフ

最後に、「持ち家の価値や売却相場について、当てはまるもの」について尋ねたところ、『不動産会社に査定を頼むと、強引な営業をされそうで不安(29.6%)』が最も多く、『まだ売る予定がないので、必要を感じない(28.0%)』『調べ方や相談先が分からない(25.3%)』と続きました。

まとめ:持ち家世帯の家計不安と「住まいの見直し」の実態

本調査の結果から、住宅ローン返済中の持ち家居住者の9割近くが、物価高および金利上昇の影響により家計の負担増を実感していることが明らかとなりました。

特に、食費や光熱費といった日常的な支出に加え、住宅ローン返済などの固定費も家計を圧迫しており、約7割が住まい関連コストによって他の支出を削減せざるを得ない状況にあることがうかがえます。

また、資産価値に対する認識にはマンションと戸建てで明確な差が見られました。マンション所有者は「高値で売却できる」との期待が比較的高く、相場の把握も進んでいる一方、戸建て所有者は「下がると思う」や「分からない」とする割合が多く、相場を把握していない傾向が顕著です。この認識の違いが、住み替え意向や実際の行動の差につながっている可能性があると考えられます。

さらに、売却・住み替えに向けて動き出している層ほど、現在の売却相場を把握している傾向が見られました。相場を知ることは、住まいの見直しを具体的に検討するうえでの第一歩であるようです。

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調査結果グラフ

今回、「物価高・金利上昇下における家計意識と住まいの見直し」に関する調査を実施したGMO TECH株式会社(https://gmotech.jp/)は、不動産一括査定サイト「GMO不動産査定」を運営しています。

GMO不動産査定とは

売却や住み替えをすぐに決めていない場合でも、現在の住まいの価値を把握しておくことは、今後の家計や住まいの見直しを考えるうえで重要です。

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※競売物件の価格確認や資料収集など、売却を目的としない査定依頼

会社名
GMO TECH株式会社
本社所在地
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
企業URL
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